ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

奥深いコーヒーのニオイ

2019年10月30日

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10月のコーヒー特集も最後の記事となりました。最後はコーヒーのニオイの奥深さについてお話ししたいと思います。

コーヒーに含まれるニオイ成分は確認されているだけでも800種類以上という、大変多くの成分で構成されています。ニオイの種類だけでも大変な数なのですが、コーヒーのニオイはこれら多くのニオイ成分が複雑なバランスによって成り立っており、単一の成分でコーヒーのニオイを表現できないのです。

例えば、秋の味覚として皆のあこがれのマツタケ。マツタケのニオイも複数の成分で構成されてはいるのですが、「マツタケオール」というニオイ成分だけで、ほぼマツタケのニオイと分かります。ですので、マツタケのニオイを作成するときは、このマツタケオールのニオイ成分を中心に他のニオイ成分を補足してゆけば良いのです。

しかし、コーヒーは単一のニオイ成分でコーヒーのニオイはありませんので、それができないのです。コーヒーのニオイの奥深さゆえ、多くの研究者や企業がコーヒーのニオイについて日夜研究されているのでしょう。

徐々に寒くなってまいりました。コーヒーのニオイの奥深さを感じながら、ゆっくりとコーヒーを堪能してみられてはいかがでしょうか。

 

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