ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

昔の焼酎はクサかった

2019年12月18日

焼酎

焼酎は約500年の歴史を持つ日本を代表する蒸留酒です。

焼酎は日本政府により清酒とともに「國酒」として認定されているってご存知でしたでしょうか。2003年に訪れた第三次焼酎ブームから現在に至るまで、焼酎の消費量は清酒を超えているのです。第三次焼酎ブームは芋焼酎ブームでもり、芋焼酎がもつ、甘くて温かい、どこか懐かしいニオイが要因だったのかもしれません。

そういうと、焼酎の愛飲者からは「昔の焼酎はクサかった」という声が聞こえてきそうです。どうしてクサかったのでしょうか。ここでもニオイの研究が役に立っています。

焼酎の原料であるサツマイモはとてもデリケートな食材で、キズや害虫、低温などに対する感受性が高く、障害を受けると苦みや独特なニオイを発するのだそうです。それらのニオイが焼酎に移り「クサい」と言われてしまっていたようです。

そんなニオイの研究の成果によって近年は、サツマイモの痛んだ部分を取り除いたり、良質なサツマイモだけを使ったりなど工夫を重ねることで、クサいニオイから芋焼酎がもつあの独特なニオイが好まれ現在のブームにつながったのですね。

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