ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

魅力的な香り④:海狸香(かいりこう・カストリウム)

2020年9月17日

ビーバー

4つある動物性香料の最後は海狸香(かいりこう・カストリウム)です。

カストリウムは愛らしい仕草で子供たちの間で人気のビーバーの、肛門近くにある香嚢からから採取することができます。ビーバーはヨーロッパビーバーとアメリカビーバーがいますが、食べているものが異なるために若干ニオイが異なるようです。

カストリウムは使用用途が興味深く、香水のほかにも、タールのような特徴からレザー調のニオイにマッチする一方、バニラやイチゴのフレーバーとしても使われているようです。

カストリウムもムスク同様、現在では絶滅の恐れがある野生動物としてワシントン条約で取引が禁止されています。

これまで紹介しました4種の動物性香料には、植物からは決して得られない魅惑的な芳香がそなわっています。
ムスク、シベット、アンバーグリス、カストリウム・・・。単体では良いニオイとは思えないニオイですが、他のニオイと組み合わせることによって、無限大の芳香を作り出すことができるのです。ニオイの不思議さ、奥深さがうかがえます。

コメントを投稿する