嗅覚研究室

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犬が私達より鼻が良いのはなぜ?

2019年7月24日

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犬が私達より鼻が良いのはなぜなのでしょうか?ニオイを感じるために最初の入り口である「鼻」にそのヒントがあります。ニオイ分子が鼻の中に入ってどのように作用するのでしょうか。少し専門用語が多いかもしれませんがご説明したいと思います。

 

空気中に漂うニオイ分子が鼻の中にやってきます。

鼻の中(鼻腔)の表面には、ニオイ分子を感知するための嗅細胞がびっしりと並んでいる嗅上皮でおおわれています。この嗅上皮にニオイ分子が溶けることが、ニオイを感じる出発点となります。

嗅上皮の面積は私たち人間が5㎠ほど、イヌは40~50倍ほどあります。嗅上皮にある嗅細胞の数は更に差が開き、私たち人間は約1000万個といわれていますが、イヌはなんと2億個あるとされています。イヌの鼻は私たちの鼻に比べて、「ニオイを嗅ぐ」という事に関してとても効率的は鼻を持っているのです。

ここからわかってくるのは、イヌの鼻の感度が良いのは、細胞の感受性が高いからというわけではなく、嗅上皮の表面積が広いため細胞の数が多いこと、ニオイをキャッチする毛が太いこと、効率よくニオイを取り込む呼吸しているからなのです。

さらにイヌには得意(感度が良い)なニオイがあります。代表的なニオイは汗のニオイです。汗のニオイに関しては私たちとは比べ物にならない途方もない能力があると言われています。警察犬などで犯人を追跡したり、救助犬などで活躍したりされているのはそのためなのです。

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