ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

【防災の日】ガスのニオイの秘密

2019年9月5日

コンロ

9月1日は「防災の日」です。関東大震災が起きた日にちなんで制定されました。

嗅覚と防災なんて関係ないと思われるかもしれませんが、私たち自身の身を守るために嗅覚はとても役に立つ感覚なのです。

嗅覚障害でニオイが分からなくなってしまった人が困ることの第2位として、「ガス漏れに気がつけない」ことが挙げられています。いち早く煙やガスのニオイに気が付いて逃げることができれば助かったのに・・・という事例が毎年あるのだそうです。

実はガスのニオイって本来無臭だってご存知でしょうか。ガスは無色・無臭なのでそれではガス漏れ等に気が付けませんから、今のような多くの人が「これは危険なニオイだ」と認識できるようなニオイが付けられているのです。

防災とは少し異なりますが、「これは食べても良いものか?」とか「異物が入っていないか?」とか見た目ではわからない変化に対してニオイが頼りになる場面は多いのではないでしょうか。

近年はオール電化の家庭が増えてきていたり、ガス漏れ等が少なくなっていることから、ガスのニオイが分からないというお子さんも増えてきているようです。いざという時の為にガスのニオイを知っておくことも大事かもしれませんね。

嗅覚をお大事に。

 

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