ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

「パヒューマー」と呼ばれる調香師のお仕事

2014年9月15日

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皆さんはいい鼻をお持ちですか?? 変な質問ですね。 私はスッキリした素晴らしい形の鼻を持っていますョ~! 違いますって! 今回は形ではなくて嗅覚の話です。 特に香り創造のスペシャリストである調香師の話です。

今の時代、沢山の香りにつつまれて生活しています。好き、嫌いは別にしていろいろな香りを感じているとおもいます。食品にも香りが多用されており、これらの口に入る香料は調香師の中でも「フレバリストと呼ばれる専門家が嗅覚、味覚等を駆使して作成活動しています。

香りの創造のスペシャリスト

私は「パヒューマー」と呼ばれる調香師で、食品以外の香料、例えば香水等に代表されるフレグランス香料、そして化粧品用。さらにトイレタリーと呼ばれるシャンプー、ボディソープ、洗剤、柔軟剤等、または芳香剤や工業用マスキング香料などを調香をしています。

調香師の香り創りは、今まで生きてきた経験から知ったニオイ、土手から転げ落ちた時の草のニオイ、写真 等でしか知らない遠い何処か異国のニオイ、何億年も前の恐竜が水をのんでいる水辺のニオイ・・・。どのようなニオイか誰も知らないニオイを、自然・音楽・ 映像・想像・イメージ等とにかくどんなものでもモチーフとなり、何千種類とある香料原料を組み合わせ“創香”します。

商品に使用されている香料は一般的に調合香料と呼ばれますが、それらは目的、コンセプト等を基に安全性や安定性を考慮し、調香師自身があらゆる感覚を駆使して調香された“作品”と言えるでしょう。

最後に調香師という立場から一言

pic_column02_02五感と言われる中で、嗅覚は普段あまり意識しない感覚ではないでしょうか。
しかし、この“意識”する、という事時々思い出して下さい。さて宿題です。

「朝露に濡れた標高1,000mの草っ原、冷んやりした空気、あくまでも爽やか、一面緑色」

どんなニオイがしてきましたか?これからも鼻を大切に!

監修者プロフィール

調香師
安田 高司 先生
ティアフロ・インコーポレイテッド 代表取締役

高砂香料工業株式会社 フレグランス研究所にて 永年にわたり様々な香料を創り出す調香師(パフューマ)として、日本はもとより 東南アジアにおいてもご活躍されました。
その後、ティアフロ・インコーポレイテッドを起業され現在も引き続き 調香師としてご活躍されていらっしゃいます。

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