ニオイコラム

ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。

ニオイのする春の花(後半)

2019年5月21日

藤2

徐々に暖かくなってくるにつれ、街の中に色とりどりの花があふれてまいります。こちらでご紹介する以外にも、身近なところでは、ツツジや菜の花などニオイのする花はこの時期たくさんあります。見た目だけではなくニオイでも楽しませてくれるこの季節。お散歩を楽しみながらにおいも一緒に楽しんでみませんか。

ゴールデンウィーク期間中、各地で見ごろを迎え多くのお客様でにぎわう藤の花。見た目の美しさだけでなく、柔らかく甘い香りも特徴です。藤棚の下に入ればそこはニオイのトンネルです。

藤の花は古事記から詠まれている、古来より日本人に親しまれているお花です。光源氏の初恋相手である「藤壺」など美しい女性を藤の花で例えることが多いようですね。気高く優雅な姿、強く主張することのない上品な香りはまさに日本人女性のイメージでしょうか。

藤の花を観賞する際、先客となるクマバチ。藤の花とクマバチは共存ともいえる関係で、固い殻に覆われている藤の花の蜜はクマバチの強い顎が必要なのです。

「ブーン」という大きな羽音が怖くて・・・という方もいらっしゃると思いますが、安心してください。クマバチはとても温厚な性格でよっぽど刺激をしない限り、攻撃してくることはありません。クマバチは藤の花の蜜に夢中ですので、安心してゆっくり藤の花を観賞してください。

藤

スズラン

下を向いて咲く、純白の小さな花がとても可憐なスズラン。風薫るこの季節にぴったりなお花です。スズランは香りも強く、バラ・ジャスミンと並んで三大フローラルノートと呼ばれているほどで、ややグリーンを帯びた透明感のある香りが特徴です。

フランスでは5月1日をスズランの日として、スズランを贈り幸福を祈る習慣があります。結婚式でも花嫁に送る花として人気です。

スズランは背が低く花も下を向いているので香りを嗅ぐのは少し難しいかもしれませんが、色々なところで見かけることができますので、是非見かけたらそっと手に取って嗅いでみてください。

スズラン

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