ニオイコラム
ニオイがわかるのは、なぜ? 今さら聞けない『嗅覚』の秘密にせまります。
本当は怖い!ニオイがわからないとガス漏れに気付けない?
2014年9月1日
人間の「五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)」って何のためにあるか知っていますか?
これは人間が外界を感知するために持っている機能なんです。見て、聞いて、味見して、触って、ニオイを嗅ぐことで、ある時は敵から身を守り、ある時は癒されたり…。五感とは、人間として本能の機能ですね。
五感のひとつ「嗅覚(ニオイ)」
ただ、この五感の中でも、「視覚(見る)」、「聴覚(聞く)」などは、見えにくくなったり、聞こえにくくなったりと自分でも何となく「あれ?最近よく見え ない」とか「よく聞こえない」などと自覚しやすい感覚ですが、「嗅覚(ニオイ)」に関しては、「最近、ニオイがわかりにくい・・・」って感じることってあ まりないのではないでしょうか?
ニオイがわからないとどうなる?
ニオイを感じる嗅覚になんらかの異常がおこることを嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)といいます。
嗅覚障害になってしまうと、ガス漏れに気づかないとか、焦げたニオイに気が付かないとか、腐ったものを食べてしまうとか…生活上でも困った事態になる恐れも!
特にガス漏れのニオイに関しては重大事故にも直結するので注意が必要ですね。
ガス漏れ事故は、先月(平成26年8月)だけでも全国で11件発生しています。
そこで、突然ですが・・・
元々ガス単体にはニオイが無いことを知っていましたか?天然ガスや液化石油ガスの主成分はすべて無臭だそうです。そのため、嗅覚、つまり人の鼻でガス漏れ を感知できるように人工的に薬剤でニオイをわざわざ付けています。世界的にガスにニオイをつけるきっかけになったのが1973年にアメリカのニューロンド ン学校爆発事故と言われています。
しかし、最近では「オール電化」の普及によりガスのニオイを知らない若者がドンドン増えてるとか…。ガスのニオイがわかることで世代がばれちゃうかもしれませんね?!?
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